専修大学総合体育館のランニングギャラリーは150m/周です。
レクリエーションスポーツでも競技スポーツでも、速い人で30秒、遅い人でも40秒で1周を走りぬきます。速さにすると概ね5m/secといったところです。レスリングの専門的トレーニングで足が早くなるか(速度が向上するか)というと、実はそうではないことがわかってきました。
TEAM BISON'S by SENSHU UNIV.ではランニングトレーニングで無酸素パワー発揮能力の向上を狙っています。いわゆるスポーツ心臓を作る、ということです。
レスリングで勝利する人の心拍数は約180拍/分です(※)。これはかなりきついレベルですが、勝利するためには動き続ける強い心臓が必要です。こういったトレーニングが「追い込む」ということにつながるのかもしれません。しかしながら選手の心拍数を把握するにはPOLARなどの機器を用いてトレーニングを積む必要がありますので、そこは今後の課題です。
小学生の全国大会まであと1ヶ月。怪我のない追い込みを心がけたいと思います。
2019.6.24
※ 上条ほか,佐藤満の練習中の心拍数の変動について,日本体育協会スポーツ科学研究報告集,1,151-154,1988