TEAM BISON'S by SENSHU UNIV.では、練習に参加する選手たちの敏捷性の発達に注目しています。
レスリング競技に求められる運動能力は、タックルや投げ動作に必要な瞬発力や筋パワー、技の攻防やフェイントなどに求められるアジリティや柔軟性など、多様な技の展開に対応するための体力及び専門的スキルが求められます。日本レスリング協会はレスリング選手に必要な体力として、相手より素早く反応する敏捷性が要求され、小学生期は神経系の発達が著しくなることから、器用さが求められるような動きの習得に適した年代と説明しています。発育発達でスキャモン(※)の発育曲線は有名であり、神経系の発達は10歳ごろまでには完成に近づくと説明がなされています。ただし個人差はあります。
少し難しい話ですが、上述の視点から敏捷性はレスリングにとって重要な体力要素の一つと考えることができます。
一段一段の階段を一定の条件で速く駆け上がる力や、ラダーを用いたトレーニングでマスの中に正確に足を運ぶ力は、この時期の子供達にとってとても大切なトレーニングだと感じます。
しかしレスリングは対人スポーツです。一人で細かく動く力に加え、相手の前でも細かく動ける力も必要です。
この一週間、トレーニングの内容を考えさせられる7日間でした。
※ Scammon, R, E.(1930). The measurement of the body in childhood, In Harris, J, A., Jackson., C,M., Paterson, D, G. and Scammon, R, E(. Eds).The Measurement of Man, Univ. of Minnesota Press,Minneapolis.
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卯ノ木悠 (金曜日, 05 4月 2019 13:15)
すごいですね
レスリングやりたいです