公益財団法人日本スポーツ協会が、公認指導員などに発行している「Sport japan Vol.37」に、「"徹底した管理指導と自主性重視の指導 〜両者にある、大きな違い〜"」と題した、某大学駅伝部監督の記事が掲載されていました。
記事の大まかな内容は、管理指導と自主性重視の指導の違いを、同監督の経験からお話されていました。
簡単にまとめると、両者の違いは以下のとおりです。
◉管理指導
- 徹底的に管理すると選手はそれでいっぱいいっぱいで、”自分でやれ”と言われても考える力が付いていない。
- 管理主義は勝つためには一番の近道で選手間の差が小さくなる。
- 走れる選手も走れない選手も大きく崩れることはないが、伸び伸びと走れない。 ...etc.
◉自主性重視の指導
- チーム内の差は大きくなる。
- 自分で管理することのできない意識の低い選手はなかなか変われない。
- 結果に対して、自分たちで勝ち取ったものという意識が生まれる。
...etc.
記事にも掲載されていますが、両指導、それぞれに長短はあります。
しかし、TEAM BISON'S by SENSHU UNIV.はレスリングを子供達に指導しています。伸び伸びと自主性を持って育ってほしい。そう考えれば、自主性重視の指導を心がけることが大事かもしれません。そのためには、「怒ったら以前の繰り返しに戻ってしまう」と記事の中の監督が言うように、怒る指導ではなく、良いプレーを見つける指導に切り替えることが大事かもしれません。相当の覚悟と我慢が伴うと記事にも掲載がありますが、変わらなければいけないのは選手ではなく我々指導する側かもしれない、と考えさせられる記事の内容でした。
2018.5.14 木村
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OTA (月曜日, 14 5月 2018 22:57)
ただただ感謝の意しかありません。
コーチが悩み、考え抜き、導き出した答えなんだなと感じたので、涙が出そうでした。
ありがとうございます。
これからもよろしくお願いします。