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神奈川県ジュニア強化練習会

 2月3日(土)は節分でしたが、神奈川ジュニア強化練習会を専修大学で開催し、競技スポーツは同練習会と合同実施としました。幸いにも岐阜県から羽島レスリング連盟が終日出稽古で参加いただき、神奈川県と岐阜県と良い交流ができたように思えます。
 今回の練習は10:00〜12:30の午前練習、15:00〜17:20の午後練習と、計2回実施しました。
 午前練習では技術練習とフィジカルトレーニング。午後はスパーリングを中心に実施し、グラウンドではローリングの技術練習を取り入れました。
午前練習で組み手→がぶり→ディフェンスの技術確認を、フィジカルトレーニングとして約3㎞のペース走、750mを1本、450mを1本、150mを3本実施しました。レスリングは有酸素パワーと無酸素パワーの双方を必要とし、速筋と遅筋も重要だと先行研究では報告されています。さらにスポーツ心臓と呼ばれる心肺機能を向上させるには、ランニングによるトレーニングが重要とも言われています。しかしまだ子供は、男女間の性差や個々の発育発達のバランスをとりながらトレーニングを実施しなければなりませんので、注意が必要です。過剰なトレーニングはスポーツ障害につながりますので、スポーツ医科学とのハンドリングが指導者には求められると感じました。
 午後練習のスパーリング中心の練習では、昼過ぎの時間帯ということもあり、眠気防止のため実践練習を早めに取り入れました。おそらくグラウンドの技術練習をスパーリング前に取り組めば、眠気に負ける選手も多かったのではないかと感じます。スパーリングでは試合に近い緊張感で練習できていたと思います。子供達が緊張感を保つことができるのは、やはり各所属の先生方の指導の賜物だと感じました。
 長い1日でしたが、今日の練習が個々の選手にとって良い経験になることを願います。
2018.2.3 木村&林田