7月22日(金)〜24日(日)の3日間、第33回全国少年少女レスリング選手権大会が代々木第一体育館で開催され、TEAM BISON'S by SENSHU UNIV.からは28名の選手が出場し、優勝2名、準優勝2名、3位入賞3名の、合計7名のメダリストを輩出することができました。(結果はこちらを参照ください。)
平成25年度から全国大会に出場し、同年はメダリスト4名、平成26年度も4名、昨年の平成27年度は5名で、今年平成28年度は7名と、着実に成績を残すことができています。
個々のメダリストの背景は様々で、長い長い道のりを歩んだ者もいれば、一つ一つを確実に勝ち抜いたメダリストもいて、メダル獲得の背景は様々です。メダルに手が届いた選手もそうでない選手も今大会を振り返り、以下3点の気づきがありました。
①全国の舞台でメダルを獲れた選手は、メダルを獲得できなかった選手に対して今後のロールモデルになります。すなわち、大会でメダルを獲得する良いお手本となるのが、今回のメダリストです。今後の行動や考え方、態度等、「勝って兜の緒を締める」ことを意識しなくてはなりません。勝てばOKではないことを学ぶ良い機会です。
②メダルを獲れなかった選手が入賞できなかった原因は、自分でどうにかなるものや、自分ではどうにもならないものもあります。その中でも、同じトレーニングをこなした仲間がいて、メダルを獲得できた人とできなかった人がいることを事実として受け止める必要があります。メダルを獲れた選手とそうでない選手は何が違うのでしょうか。個々で理解して、理解できなくても感じることが重要で、一番良いモデルはチーム内に存在することを気づく必要があります。光の当て方次第で、「敗け」も意味が変わってきます。
③メダルを獲れた選手もそうでない選手も全員に共通して与えられた権利があります。それは「未来への可能性」です。可能性を活かすも殺すも、広げるのも狭くするのも、今後の個々の取り組み次第だと思います。
今大会で結果を残しても続けなければ一過性に過ぎませんし、結果を残せなくても今後の工夫次第で未来はどうにでも変えられます。大事なのは、現実は自分にとってどのような意味があって、その現実は自分の未来にどう活用できるのかだと思います。小学校の全国大会を優勝できなくても、その上の大会でも優勝することは可能です。
今回の全国大会では選手含め我々指導者も学ぶべきところが多くにありました。来年に向けてTEAM BISON'S by SENSHU UNIV.がどのように変化していくか楽しみです。ある意味、7月のこの全国大会はチームを見直す良い機会で、ターニングポイントと位置付けてもいいかもしれません。
結果と過程を振り返りつつ、来る未来はなにが起こるかわからないからこそ、「未」ら「来」る(ミラクル)や希望、目標を持ち続けることが大事だと感じました。
2016.7.24 木村
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