2月3日(月)の「TEAM BISON’S by SENSHU-UNIV.」の練習では、17:00~18:30まで「遊びの中のレスリング」として、体力トレーニングを徹底的に実施。時間の関係で、専修大学レスリング部ヘッドコーチの佐藤経営学部教授からの指導もあり、参加した選手達約50名は全身から汗が出るほど充実した練習を行うことが出来た。佐藤教授に感謝。
指導暦の長い方の目の前で子供達を指導することは、自分の指導方法に目を向ける内省のいい機会となることや、選手たちへも普段触れ合うことのない方からのアドバイスで、「できるきっかけ」を持つことができ、いい刺激になっていると感じる。
18:50~は「勝つためのレスリング」を実施。参加者は中学生から幼児まで約20名。この日は土曜日の練習内容と似たメニューの中で、「小さな成功体験」を意識させたコーチングを実施。大きな目標の前提に、そこにたどり着くまでの一つ一つのステップ説明し、一つのステップをクリアすることで「小さな成功」を経験させる。オフェンス時やディフェンス時等のどのような練習状況においても、必ず「自分でできた」と思える瞬間はある。「できた」「うまくいった」という小さな成功から喜びが生まれることで、次への成功を実現するため自分で行動する。具体的には、正面タックルで失敗したががぶりで成功(テイクダウン)したという自信から、「次の攻めはがぶりで攻めていく」という、小さな成功体験が生んだ自分で選択した行動を指す。失敗すればするほどその技術に対しての自信はなくなるが、成功した技術には自信が備わり、その技術が1人2人と多くの相手に成功すれば、それが得意技になると考える。その過程で重要なのは、時折入れる内省の時間。コーチの介入でもある。「どのような状況(技術)でポイントが多く獲れて、どのような状況でポイントが獲られたか」と、自身への問いかけの時間が重要である。客観的に自分を振り返ることで、成功した点や失敗した点の区別ができる。ここから修正を繰り返し、自分のレスリングを築いていってほしい。今日のような練習を多く繰り返していきたいと感じる練習内容でもあった。
2014.2.3 木村&半田
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