1月23日(木)の「勝つためのレスリング」の練習では、専修大学レスリング部専任コーチの半田コーチより、正面タックル及び片足タックルに入るタイミングを掴む技術練習が徹底して行われた。普段からジュニアの連取を客観的に見ていた半田コーチの技術指導は、基本技術と基本技術の「つながり」を強化した内容であり、選手たちにとっては新鮮で且つ有意義な時間であったと感じる。内容は、アタックにいくタイミングの際のオフェンス時に必要となる腕の使い方から蹴り足の重要性、思い切りのいいタイミングを自分で探すことや、ディフェンス時には相手を詰めること等、素晴らしい内容であった。
その後はスパーリング2分を12本こなす。久々に子供達のスパーリングの相手をしたが、実際に選手に触ってみることで個々の成長を感じることができると同時に、個々の課題も見えてくる。体型は異なるが、「コーチ」という存在とスパーリングすることはメリットが大きいと感じる。普段の相手とは異なる相手ではあるが、相手との間合いの取り方やフェイントにおける脱力のタイミング、蹴り足のスピード、組手の速さや極めるポイントや相手に詰める方向等はポイントを取られることで巧さを盗むことができる。ただやられているだけでは成長はない。なぜポイントを取られたかを振り返ることや、巧い技術を感じ盗むこと、そのためには研究することや没頭することも重要となる。「課題の発見→課題解決の計画→実行→確認」のサイクルをこなすことで、理想のレスリングスタイルに近づけていく。選手も成長すると同時にスタッフの指導方法も成長していく必要があると感じる。
2014.1.23 木村&半田
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