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「第22回少年少女レスリング東京選手権大会」について

 2014年1月11日(土)は「第22回少年少女レスリング東京選手権大会」にTEAM BISON'S by SENSHU UNIV.から30名弱の選手が出場し、2名が優勝、1名が3位入賞という結果であった。

 今回の結果を総合的に見ると、「攻め続けるレスリング」に必要な「妥協なき精神力」に含まれる「闘争心」が発揮できない、もしくはその気持ちを作れない選手が多いことに気づく。レスリングはGAMEよりFIGHTに近い「闘うスポーツ」。

そう考えれば闘争心は試合で勝つためには必要不可欠。その気持ちを作るには、マットに上がった時点で自分の中で闘争心を作る練習が必要である。普段は優しい気持ちの選手でも、練習や試合でマットに上がったら闘争心が必要である。

 闘う気持ちを作るためには、試合に出場する選手に対して、スパーリングや補強トレーニングの体力的に厳しい練習において、体力を徹底的に追い込んだギリギリの状況での厳しい声掛け等のコーチングが重要である。具体的には、選手に心の底から悔しさがこみ上げる練習状況を設定し、そこから「絶対に負けたくない、絶対に勝つ、全力で勝ちに向かう」という負けず嫌いの闘争心へと変化させていく方法となる。この繰り返しを行うことで、自らの力で闘争心を作ることができると考える。もつれた際の粘り強さや、強い選手に立ち向かう覚悟や勇気、試合という状況での緊張に勝る精神力も、闘争心ありきだと思う。

 ターゲットは試合に出場する選手であり、厳しいコーチングにはなるが、「妥協なき精神力」向上は「攻め続けるレスリング」を目指すTEAM BISON'S by SENSHU UNIV.に今最も重要な課題であると認識している。