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「全国中学選抜レスリング選手権大会」及び「第6回デストロイヤー杯 港区レスリング大会」について

 11月30日(土)は全国中学選抜レスリング選手権大会にTEAM BISON'S by SENSHU UNIV.から1名の選手が出場し初戦敗退、12月1日(日)の第6回デストロイヤー杯港区レスリング大会では27名が出場し、2名が準優勝、4名が3位入賞という結果であった。また、デストロイヤー杯中に開催された全国少年少女レスリング大会メダリストGPでは優勝者1名という結果を残した。

 

 2日間の試合を通じた感想として、「タイミング良くアタックで飛び込むこと」ができていないことに気づく。これは組手の延長のアタックや、遠目からの狙いすましたアタックで攻めることを意味し、「攻めることが頭から突っ込むこと」ではなく、フェイントなどで崩し引き手・差し手・2on1からのアタックや、引き手を取ることなく相手の重心移動を見極めた中でのタックルでテイクダウンに持っていくことだが、まだまだ精度が低い。そしてタイミング良く一瞬のスピードで勝負する感覚もまだレベルが低い。

 このような感覚を養うには、正確な技術のポイントを押さえた「タックルのスピード練習」の繰り返しの徹底と、ランニングでのトレーニングによる俊敏性及び持久系の体力向上の中での足腰の強化が必要だと感じる。スピード練習では、テイクダウンまでの基本的動作の徹底も心掛けた練習内容を中心に、「遊びの中のレスリング」「勝つためレスリング」を実践していきたい。

 我々の目指す「攻め続けるレスリング」は、「妥協なき体力向上」、「妥協なき精神力」、「妥協なきレスリング技術の基本動作の徹底」の中で生まれるレスリングスタイルでありここは変わることはなく、そこから選手には「独創性ある個々のレスリング」を確立してもらいたいと思う。必ずこれでポイントをとるという技術修得を目指して選手には日々鍛錬してほしいと願う。

2013.12.4 木村&堂端&林田