9月12日(木)は17:00~「遊びの中のレスリング」を実施。参加人数は幼児から小学生まで約60名。
ウォーミングアップでは鬼ごっこや体全体を動かす準備運動、ステップワークのトレーニングを行い、2人1組のレスリングルールに近づけたゲームを取り入れる。ゲーム後は体力トレーニングメニューとしてシャトルランを実施。シャトルランは、45secシャトルラン→15secスクワット→45secシャトルラン→15secスクワットを2set実施。その後マット運動を行いブリッジ等を含めた整理体操を実施し、1時間半の密度の高い練習を終了した。
この日実施した2人1組のゲームでは、足首(レスリングシューズ)をタッチし合う競争の他、以前から考案していた組手のゲームを2セット取り入れた。
組手のゲームは右構えなら左手(引手)、左構えであれば右手(引手)で相手の頭をサイドステップ等の足を使って落とす(正確には足で詰めて押さえる)練習と、相手の脇を小指で引っ掛けてバランスを崩す練習である。その2パターンの練習を実施した後に、2パターンにプラスして足首をタッチする動作も加えてゲーム感覚で練習を実施した。
全体としては初めての練習内容であったため、頭を落とす動作も手を押さえつける選手が多く見られたが、「手をあてがい、サイドステップで細かく動くこと」をアドバイスしたところ、何名かはその感覚を掴んでいたように思える。
このような遊び感覚を早くから身に付けることで、実際のレスリングの練習や試合では、「相手を崩してアタックする」という動きに繋がるのではないかと考える。今以上に子供達に「レスリングの感覚」を身につけさせるゲームをたいさん考え、実行していきたい。
18:30~は「勝つためのレスリング」の練習。参加者は10月5日(土)の神奈川県大会出場者含め、約30名弱。因みに神奈川県大会には我チームから42名の選手が出場する。
練習内容としてはタックルの打ち込み後、がぶりの技術練習、タックルでもつれた時のディフェンスとオフェンス動作の技術練習を実施。スパーリングは2min×12set。補強は学年別のうさぎ跳びを実施。
神奈川県大会は例年、4人1組のトーナメント方式のため1回戦で負けてもメダルを獲得できる大会。同大会で選手たちに求めるのは、強くても弱くても、勝っても負けても、この試合までどのように努力したかどうかを評価の基準としたい。
厳しいことかもしれないが、勝っても日々の練習態度や意欲と素直さが欠けていればそれなりの評価になる。
そして、「前方ローリングができなければ試合には参加させない」という一つの基準を大会出場者全員に課している。
この目標をどのようにクリアしていくか、あと半月の試合参加者の成長を期待したい。金メダルを獲得するまでの努力の過程を、自分で描くことができるように頑張ってほしい。
TEAM BISON'S by SENSHU UNIV.は勝利至上主義のチームではなく、レスリングを通じた人間教育のチームである。
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