7月11日(木)は17:00〜18:30まで、マット運動やステップワークなどを取り入れた基礎体力トレーニングを実施。梅雨明けもしたこの季節は、熱中症にも気を遣い、こまめの休息を取り入れながら、息をあげる運動をガンガン取り込む。
18:30〜は「勝つためのレスリング」の練習。タックルの打ち込み、グラウンドの攻防、スパーリングを2min✖3set行い、スタッフが提案した「全国大会出場者」のための練習試合を実施。実際の試合を意識し、選手にはシングレットを着用させ、1人5〜6試合を1時間半でこなした。
同練習試合の目的は、約2週間後に控えた全国大会に向けての強化練習の一環であり、「実際の試合感覚の中で、今の自分の力をどこまで発揮できるか」がポイントとなる。練習試合を終えて、各選手には細かい技術の修正が必要になることは間違いないが、「自分の間合いでタックルを取りに行く」感覚が足りないと共通に感じる。この感覚は技術の形を覚えた後に、繰り返しスパーリングの中で研ぎ澄まされていく感覚でもある。10回のスパーリングで身につくものもいれば、10,000回のスパーリングで身につくものもいる。この感覚は教えてどうなるレベルではなく、自分で見つけ出すものでもあるように思える。常に頭の中で考え、タイミングを伺い、もしくは自身でタイミングを作る動作も必要となる。選手に残された時間はあと2週間弱。この感覚を身につけるためには、日々頭の中で考え、マットに上がったら試す。そして修正し、作り上げていく他ならない。できるかどうかは選手次第。この感覚が「攻め続けるレスリング」に繋がるはず。
2013.7.11 木村&半田
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