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「第27回中部日本ジュニアレスリング大会」について

 3月23日(土)、24(日)は焼津市総合体育館にて「第27回中部日本ジュニアレスリング大会」が開催され、TEAM BISON'S by SENSHU UNIV.は初日の団体戦では1回戦敗退、個人戦では9名の選手が出場し、優勝1名と3位入賞2名という結果を残した。
 大会初日はTEAM BISON'S創部4年目にして初の団体戦。他団体

は各階級に多くの6年生を起用している。我がチームは6年生が1名で他は4年生以下。結果は1回戦敗退だが今までの個人戦とは違い、1人の勝利がチームの勝利をもたらす団体戦はチームの結束力が強まるいい経験となる。
 そして2日目の個人戦。結果は上述のとおりだが、チーム全体の課題を浮き彫りにするいい大会でもあったと感じた。結果を残した

ものもそうでないものも、「体力的要素」と呼ばれる体の力・スピードが足りない。体力的要素とは、「筋力、敏捷性、持久性、パワー(瞬発力)のエネルギー系」の能力と、「平衡性、柔軟性、協調性のコントロール系の能力」を指す。結果を残した選手も一回戦敗退の選手も、試合に参加していない選手も、全員が足りない。試合で勝つにはレスリングの専門的な

要素も必要だが、今のジュニア世代に本当に必要なのは、体の発達の伸び代が大きいこのゴールデンエイジの時に、いかに体力的要素を強化するかだ。今後の練習は体力的要素を強化する基礎体力トレーニングを多く取り入れる。レスリングの専門的技術はそのあとだ。なぜならば体力がなければ技術の習得も試合の勝利も得ることはできない。レスリングの技術だけを知って勝てるほどレスリングは甘くない。競技力は「①体力的要素+

②技術・戦略的要素+③精神的要素」から向上する。結果を残し始めたことは素晴らしいこと。だが、勝って兜の緒を締めなければならないとも感じたいい大会であった。

2013.3.25 木村&林田