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神奈川県少年少女レスリング選手権大会を終えて

 10月14日(日)逗子アリーナにて「第20回神奈川県少年少女レスリング選手権大会」が行われ、本クラブから32名の選手が出場した。
 全国大会に比べればレベルの高い大会ではないが、試合経験や試合の感覚を養うには適している大会であった。

 結果として、本クラブからは9名の優勝者と8名の準優勝者が誕生した。
(右記写真は試合後の記念撮影の様子)
 5月の後半から「勝つためのレスリング」を実施し続け、全国大会では1勝で終わったこともあったが、今大会で入賞者が多く出たことはこの5ヶ月の取り組みは間違っていなかった。ただ、勝った子も負けた子も課題は多くにある。足のステップや組み手がうまく展開できなかったこと、タックルに入っても頭が下がって取りきれなかったこと、フォールの仕方など、考えれば考えるほどいろんな場面で課題は残る。そして、まだまだ筋力も足りない。

(左記写真は試合後のスタッフミーティングの様子)

 逆に良かったことも多くにある。延長戦に競り勝ったことや、引き手からハイクラッチに入れたこと、アタックして点を取りにいく姿勢が多くあったことは成長した部分として評価したい。負け方も変わってきた。今までは本当に何もできずやられていたが、前へ前へ相手に立ち向かおうとする姿勢も見られた。

 そして試合会場でのマナー。試合会場では鬼ごっこで暴れないことや、観客席でゲームをしないこと、自分のチームの応援は皆がすること、この3つを試合前に約束した。この3つに関しては100点をあげることができる。マナーが守れたことで、TEAM BISON'Sの選手が勝った瞬間は多くの歓声と拍手が会場全体を包んだ。このような状況が多くにあればレスリングもメジャースポーツに近づけると思えた瞬間でもあった。
 今後も試合は続く。「勝つためのレスリング」を続けることでどこまで選手が伸びるか楽しみだ。まだまだここからがスタートだ。
木村&堂端&林田&鈴木(&日原)