土曜日の練習では「勝つためのレスリング」の練習を行う。
スタッフの事情により幼児・小学生の合同練習とし、幼児は林田コーチが指導を行い、小学生は木村コーチ、日原コーチ、ロンドンオリンピックに帯同した鈴木コーチが指導。(写真は日原コーチ)
ウォーミングアップは幼児・小学生合同で行い、ジョギング、マット運動、息上げ等も含め、約30分程度行う。
幼児は林田コーチが、構え→バービー→受身を徹底指導し、約1時間15分の練習を行った。(写真は林田コーチ)
小学生はタックルの打ち込みで体をならし、がぶりを徹底指導。
引き手、差し手からのがぶりから、外無双やがぶった状態からの逆の腕の差し手からの揺さぶり等を指導し、かぶりの攻防を30min×10setを行う。
その後木曜日の練習に引き続き引き手、差し手、2on1、差し等の組み手からを中心に、タックル、がぶりへと繋げる連係技と組み手からのフェイントを指導。
徐々にではあるが、2on1がうまくできるようになってくる子や、引き手を積極的に取りに行く姿勢も見られるようになった。さらには「自分のバランス」から相手に詰めていく動きもできてきている。
技術練習を通して、がぶりや組み手は難しい技術の一つだが、ここをクリアできなければ勝利には近づけない。こういった技術は繰り返し繰り返しの反復練習の中で身につける他はない。
スパーリングは3min×7set。ある程度強い選手はコーチングスタッフと練習。自分より強い選手とスパーリングしなければ、自分自身は強くなれない。
スパーリング後、サーキットトレーニング3種目(ジャンプ、腕立て、V字腹筋)を30sec×2set実施。その後は股関節と肩甲骨のストレッチ10min。
専修大学レスリング部の夏期強化合宿を行った木村と鈴木の両コーチは、ロシアやアゼルバイジャンの外国人の体の柔軟性について現全日本協会委員長と話し合うことができ、それをジュニア期に行うことが大切だと気づくことができた。
練習終了後には、選手全員でマット掃除を行い(上記写真)、ロンドンオリンピックのお土産を鈴木コーチが配付し(左記写真)、1日の練習を終えた。
普段学生に指導している技術をよりわかりやすく子供目線で指導することには我々コーチ陣も勉強していかなくてはならないが、スパーリング中にタイミングよくタックルでアタックできた瞬間や、組み手で崩しながらがぶり等に展開できた瞬間を見ると、こちらも非常に嬉しくなるし、指導に熱も入る。真剣だからこそ素直な気持ちで子供の指導を行える。最高のスタッフがいれば最高のチームができあがっていく気がした1日でもあった。
2012.8.17 木村&日原&林田&鈴木
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