本日、7月21日(土)は全国大会前最後の練習日。以前までTEAM BISON'Sで練習していた選手(現在は金沢クラブ所属)も参加し、全国大会出場者を含めた約20名が9:00から1時間程度汗を流した。
まずは、マット運動とサーキットを中心に息を上げる。そしてスタンドの練習では以下のとおり技の確認を行う。
【低学年】
①正面タックル→テイクダウン
②ディフェンス後のタックルの処理
③スタンドのディフェンス
【高学年】
①正面タックル→テイクダウン
②片足タックル(ヘッドインサイド)→テイクダウン
③片足タックル後のディフェンスからアンクルホールドの連係技
④組手(引き手、刺し手、2on1)
⑤引き手、差し手からのがぶり
グラウンドではアンクルホールド、ネルソンの技の確認を行う。スパーリングは2min-30sec-2min×2set。試合前のため補強はなし。
まだ各々の課題はあるものの、6月前半から練習内容を変えたことによって、以前とは比べものにならないほど子供達のレベルは上がったと実感している。明日からの試合に大きく期待が持てる。だが、試合をするのは選手。メダルを獲るのも選手。我々は今までの努力と子供達の力を信じるのみ。
指導者の立場となって、初めて迎える「全国少年少女レスリング選手権大会」。チーム設立4年目に入り、初めてこの大会に出場する。全国大会に出場が決まってから、日曜日に特別練習を行った。特別練習では長いときには3時間近く練習したときもある。試合に慣れるため、他クラブを招いて練習試合も行った。技術練習も細かい部分を何度も指導し、スパーリングも数を増やしながらとにかく練習量を多くこなした。スパーリング中に指が目に入って泣いた子や、何度もタックルでアタックするも潰されてしまう場面が多くにあった。補強では足腰を鍛えるため、ランニングを重点的に行った。構えを強化すべく、我々コーチ陣も練習メニューに工夫を凝らした。サーキットトレーニングで全身の強化も行った。そんな厳しさを乗り越えて今がある。
我々コーチに残された仕事は「試合をする選手を勝たせる」こと。「目の前にいる相手」と「自分の内にある緊張」に勝てるよう、最高のコーチングを心掛けていきたい。
2012.7.21 木村
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